神戸マラソン走りました。最終回

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無事に再ドッキングを成功させた私たち親子は、最終目標である”完走”を目指し先を急ぎました。

力走、力走。おじさん満面の笑み。

この辺りから歩き出す人、止まる人、オーディエンスからエアーサロンパスをスプレーしてもらう人がたくさん出てきました。

しかし、息子は快調そうな様子です。まるで機械仕掛けのように6分30秒ペースを刻んでいきました。

給水所ごとに律儀に給水。この日は暑かったですからね。

残りは、約6km!! ここで親父の脳裏に”5時間切り”の文字がチラつきはじめました。

(このままのペースで走れば”楽勝”じゃね?)

もちろん息子にとっては、”5時間切り”とかに何の思い入れもありません。

またまた、オヤジの独りよがりが始まりました。

中央市場前を通過!

バイパスの登り、お姉さんたちのハイタッチで元気をいただきました!

息子と同じくらいの人たちかな? 応援ありがとう!!

ここの登りは、ホントキツいっす!

残りは、約4kmくらいでしょうか。

オヤジは、やや後方からゲキを飛ばします。

「コータロー!! 歩くなよ!!」

「根性見せたれっ!!」

神戸大橋上の最終の給水所。

そして、神戸大橋に設営された最終の給水所に来ました。しかし、給水してトイレに向かった息子に異変が!!!

息子は、簡易トイレの前で左脹脛(ふくらはぎ)を押さえながら倒れこみました。

「いたいっ!!いたいですーーーーっ!!」

「ぬぁ、何ぃーーっ!!」(父)

どうやら足が攣ったようです。1時間ほど前にマグネシウムが入ったジェルを摂らしたのですが、効くには時間が短かったようです。

「だ、大丈夫かっ?」

同時に心の中で叫びます。「ここで”棄権”したらあまりに勿体無いやないか!! あと3kmもないぞ!」

必死のパッチで息子の足をマッサージしました。

幸い、数分もすると嘘のように回復!! 

「ヨッシャっ!!行くぞっ!!」

あと2.195Km!!!

回復した息子は再び走り出しました。残りは、2.195Km!!

オヤジは、再びゲキを飛ばします。

「コータロー! あと15分走ったら終わりやぞ!!」

「わかりました。」(息子)

「歩くなよ!!」

「あるきません。」

「ヨッシャ!! 行ったらんかいっ!!」

「わかりました。」

しかし、息子は顔をしかめながら訴えてきます。

「あるきます。」

「アホか!!走れっ!!」

「あと5分で終りや! 気合い入れんかいっ!!」

ゴールゲートが見えてきました!

そして、

ゴーーーーーーーーーーーールッ!!!!

記録はグロスで4時間42分、ネットで4時間37分の立派な5時間切りでした!

一般ランナーにとっては、平凡な記録でしょうが重度の知的障害がある息子には、大きな足跡となりました。

アームストロング船長のお言葉が蘇ります。

「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」

アポロ11号作戦成功!!!

(一歩間違えば大失敗でしたが・・・・。)

そして、戦勝会!! 息子よ! よくやった!!

シングルサムアップ!!「グっーーーー!!」

ホントによくやったよコータロー! 感動したっ!

息子よ、いつか俺が死の床に就いた時、

今日の日のことを薄れゆく意識の中できっと思い出すだろう。

素敵な思い出をありがとう! 

「お前は最高の”バディ”だぜ!!」

(えーーと、虐待している訳ではありませんので・・。)

お、お疲れ様でした〜。

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